ハッピーほりっく

今できる楽しいことをしようよ、それを恋と呼ぼうよ。

川島如恵留と名脇役と私

お久しぶりです。hiroです。

SummerParadise2020のTravisJapan公演でいちばん刺さった曲の話をします。

 

8月1日の#のえぱらで披露された「名脇役

名脇役」はSexy Zoneの「XYZ=repainting」に収録されていて、好きな人の親友としてそばにいる苦しさを描いためちゃくちゃ切ない曲です。曲自体すごく大好きだし思い入れがある上に、あわよくば自担にやってほしい曲リストの筆頭だったので如恵留さんが自身のソロコンのセットリストに「名脇役」を選んでくれたことにまずテンションがブチ上がったわけですが、演出やファンの反応やそれに対する如恵留さんのリアクションまで含めてめちゃくちゃ川島如恵留だなぁ…と思った。

 

のえぱらでは、如恵留さんが歌唱、檜山光成くんがコンテンポラリーダンス、青木滉平くんがピアノ伴奏で3人でパフォーマンスをしていました。

私は小学生の頃からBL*1の世界にどっぷり浸かって生きてきた腐女子です。二次創作BLも読むし書くし描くので物事の捉え方がそっち方向にだいぶ引っ張られている*2という自覚があります。

 

だから如恵留さんの名脇役を見終わったとき「BLじゃん…………………………」って思わず口をついて出ちゃった。

 

これは「BLじゃん.zip」なので、

 

「川島くんは檜山くんにずっと長いこと片想いしている。川島くんと檜山くんはどう見ても歳の差があり、また服装の温度感・季節感が違うように見えるからステージ上の檜山くんは過去の人物で、死んでしまったか会えなくなってしまったか川島くんが好きになった当時の姿の回想。川島くんの表情がめちゃくちゃ生々しくて檜山くんへの想いとか苦しさがダイレクトに伝わってくる。切ない。檜山くんは誰かと待ち合わせしてうきうきしてるように見えたけど、なにせ曲が『名脇役』だからさ…檜山くんが自身の好きな人と待ち合わせる姿を川島くんが見てたのかもしれないし、檜山くんと川島くんの待ち合わせだったとしてもあれだけ嬉しそうにしてる檜山くんから川島くんへの矢印は友情なんだろうね。切ない。青木くんの存在についてはめちゃくちゃ解釈幅が広く取られてる感じがする。川島くんか檜山くんに恋をしている第三者、過去の川島くん、未来の川島くん、川島くんの子供が父親の初恋話を聞いている、語り部、川島くんと檜山くんの物語の作者、全部ありえそうだし他にもありそう。君はいったい何なんだ青木くん」

 

という気持ちが圧縮されているわけなんですが、私はこれをTwitterでしゃべることをめちゃくちゃ躊躇ってしまったんですよね。

もし如恵留さんが全然そういう意図ではなかったら、もしのえ担やとら担がパフォーマンスをそういう風に捉えられるのが嫌だったら、この感想は言うべきじゃないと思って。新規だからなるべく嫌われたくないんよ。

 

でも実際のえぱらが終わってみんなの感想を読んでみると、いろんな解釈が飛び交う中で「川島くんが檜山くんに片想いしている」という解釈についても、拒絶反応を出したりとか逆に変に盛り上がったりとかなく全然普通にみんな話していて、あっなんか…思った以上にフラットな世界…。

そして後日のえまるにて「名脇役ではいろんな愛の形を表現したかったの。解釈に幅を持たせられる演出にしたから、みんなが思ったこと全部正解だよ(ニュアンス)」って話をしてくれてる如恵留さん。

 

(*´꒳`*)<川島♀、檜山♀って解釈もありだよ(ニュアンス)

その発想はなかったなぁ…。

 

性別も年齢も種族も超えて「役」を表現できる舞台ジャンル出身者ならではの視点ですよね…。

 

のえぱら名脇役で自分の中の固定概念というか、旧態依然とした価値観とか、そういうものに気付かされたような気がします。

そうなのよね。もう同性愛は特別とか禁断とかそんな時代じゃないのよ。

好きな服着て自由に人を愛せる時代に向かって走ってるんだもんね。

「愛にはいろんな形がある」って以前から公言してる如恵留さんと、その気持ちをちゃんと受け止めてるのえ担とら担。

すごい人を好きになったと思ったし、すごい人たちと一緒にオタクやってんだなと思った。

 

本日の総評:15時回と18時回のアーカイブください

 

以上、hiroでした〜。

 

*1:ボーイズラブの略。男性同士の恋愛描写を主眼とした作品の総称。男性同士の恋愛を描いていれば、登場人物が青年でもおじさんでもおじいちゃんでも便宜上BLと呼ぶ。

*2:腐女子は男性キャラクター同士の友情や憎しみといった感情のやりとりを全部BLとして処理しがち。極まってくると数字や無機物、食品や生物や概念など、なんでもBLに見えてくる。